専門職であり会社員
給食業界は万年人手不足でありますが会社からは残業を減らせ、作業工程を見直せ、人不足なんて存在しない、使い方次第なんて熱弁ふるわれちゃって人員補充しないおまけに薄給ときたら、そら離職率も高なりますわなぁ。
わたしたち栄養士・管理栄養士は卒業したら
・委託給食会社→いわゆる委託
・病院や施設→いわゆる直営
・企業
と、他にも色々ありますがだいたいはこんなかんじで皆就職していきます。
給食委託会社って世間には中々馴染みがないけれど病院や介護・福祉施設の厨房で食事作ってるのって実は給食委託会社がほとんどなのです。その他にも社員食堂の運営やレストラン展開をしていて、表立っては出てこないけど、意外と身近な存在です。
もちろん施設自体が雇った調理員で厨房運営をしているところも多くありますが、施設側としても給食管理をまるっと委託しちゃった方が色々都合は良いです。教育とか衛生管理とか会社がやるからその分栄養管理に力を注げるし。
ここまでくると栄養士の仕事に踏み込んでいくので長くなりそうなので割愛!
でも、委託へ新卒で就職する人は2、3年で辞める前提。
『現場を知って直営に行く』
8割この理由ではないでしょうか。
調理ができるようにならなければ栄養指導なんてできないよ、と大学時に植え込まれるのです。
委託において私たちは管理栄養士でもなんでもなく、いち作業員です。もちろん栄養士しかできないことはありますが、必死に私たちにしかできないことを見出しますが、普段は調理師やパートさんと同じ仕事内容です。
調理、盛付け、洗浄。
発注や事務、衛生管理。
私は、新卒で委託給食会社に入りましたが
1年4カ月で退職しました。2年目になると同時にマネジャーになりましたが仕事量は増え、人は減りました。
元々、
管理栄養士になってバリバリ栄養指導をしたい
専門性を生かしたい
病態をやりたい
という思いは皆無でしたが、とりあえず現場を知って料理を作れるようにならなければどこに行っても通用しないと思ったので委託に行くことにしました。ほんとどこにでもあるような理由。
まあきつくて辞めちゃったんだけど。
それにしても委託の栄養士で幸せそうな人見たことないな!やりがい持って働いている方には本当に失礼だけど、いやでもなんならわたしも希望持って働いてたけど。
病院や施設の求人を見るのだけれど、実習のときの栄養管理室のギスギスした雰囲気や厨房での薄暗い空間を思い出すと気分がよくないので恐らく私はそれらの栄養士をしたくないのだなと心と頭は気付いています。のでやりません。